大阪の歯内療法専門医である牛窪先生の年間コースを修了しました。
応用的な手技だけではなく、診断における他科の疾患との鑑別を含む知識、解剖学・病理学などをベースにした病変の発生過程や生体の治癒過程や疼痛が生じるメカニズム、治療用器具の物性的な特徴など治療を行うにあたって背景となる知識を1年かけてしっかりと学ぶことができました。
たまたまうまく良好な治療結果が得られたでは高い治療成功率は得られません、高い成功率を得るには再現性のある治療が必要になります。そのためには背景となる知識と技術を身に付けることが必須になります。
また、論文抄録発表や症例発表を専門医の前でおなったことは自らの知識や日常の臨床を振り返る良い機会となりました。
今後もマイクロスコープ下での根管治療を行う数少ない歯科医院として、より困難な状態の歯に対しても少しでも高い成功率の歯内療法を施せるように精進してまいります。