院長が開発当初から関わらせて頂いたアウーノというコンポジットレジンがいよいよ販売されることになりました。
元々他社製品をメインに使っていましたが、機械的な強度や耐久性は主要メーカーとほぼ同等のレベルに達したのかなと感じています。色味はどうしても一色だけでは全ての歯に対して審美的な修復を行うことは困難ですが、パンフレットに掲載して頂いたケースからも感じてもらえると嬉しいですが平均的な色調の歯にはそつなく修復をすることが可能になっていると思います。
そして何よりも種類のレジンで重合前後の色調変化の有無やレジンの操作感の硬軟など自分の好みのものを選べるというは他社の製品にはこれまでなかった特徴だと思います。硬さを増すために少し冷却するという歯科医院とあると聞きますが、冷却によってレジンの性能は低下してしまう可能性があるので、同じ種類のレジンで硬いか柔らかいかを選択できるのは質の高いレジン修復を患者さんに提供できる一つのポイントになるかもしれません。
審美的な修復を行うには接着の手技などを丁寧に行うなど臨床的な適切な対応が重要なのが当然ですが、より良い材料に助けられることも少なくありません。今後も改良のための開発が続きますので、より良いものを使用して頂ける方に提供できるよう私も少しでも貢献していければと思っています。