TCH研究会というスタディーグループの講演会に参加してきました。
睡眠時の歯ぎしりの影響はよく言われているのですが、起きている間の噛む力の問題はなかなか言われてこなかったことなので非常に勉強になりました。
まず、TCHとは食事や会話など以外の時に歯と歯を接触させる癖のあるのことを示しています。
えっ、と思った方もいるかもしれませんが、
何もしていない安静時には問題がない場合では歯と歯は接触しておらず、唇を閉じた状態でわずかに隙間が空いています。
歯と歯の接触時間は平均して17分半と言われています。
意外と短くありませんか??
なかなか歯の接触時間を意識している方はいないと思いますが(そもそも歯科医師や衛生士も意識してません)、
TCHをしているかもしれないという目安になるものがいくつかあります。
・口蓋や歯槽骨における骨隆起
・舌や頬粘膜の圧痕
・歯の磨耗など
良かったら、ご自身で確認して見てください!!
そして、TCHによる影響も実は意外と大きなものなのです!
・顎関節症
・知覚過敏
・歯周病の悪化
・充填物や補綴物の脱離
・咬合時の違和感
・舌痛症
・慢性的な口内炎など
ほとんどの方は食いしばりや歯ぎしりの自覚をしていないと思いますが、8~9割の方がしているという研究データがあります。
他人事とは思わず一度意識してみてください!
ちょっとしたことでTCHによる症状が改善することがあります!!
気になることがあれば遠慮なく当院スタッフまでご相談ください。
副院長