新型コロナウイルスの都市部を中心に感染が広がっております。
患者さんからの問い合わせもあったことから、普段からの感染対策も含めて主だったものを下記に示します。
・換気は窓をあけて徹底的にします。少し肌寒く感じることあると思いますが、気温の高い時間帯に予約をとって頂くなど対応をお願いします。
・予約をお受けする総患者数を制限し、待合室に同時に多くの患者さんが集まらないように工夫します。また、診療チェアへの案内も隣り合わないようにスペースに余裕をもって行います。そのため、予約がとりにくくなることもあると思いますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
・院内数カ所で次亜塩素酸水の噴霧を行います。ほぼ全ての細菌やウイルスを不活化させたり殺菌したりすることがあることが証明されています。
・待合室から雑誌や新聞、キッズルームのおもちゃなどを一時的に撤去します。ユニット周りについては患者さんごとに洗浄しておりますが、待合室の消毒までは手がまわりませんのでご理解ください。今後さらに市中感染が進むようでしたら、患者さん用のトイレを封鎖することも検討しています。
・エアロゾル対策として口腔外バキュームを使用しています。口腔外バキュームを口元7.8センチほどまで近づけていくと治療時の飛沫の多くを吸引できるとされています。耳障りだとは思いますが、ご理解ください。
・当院の感染対策として機材の滅菌や診療前のうがいなどは通常通り行なっております。診察前の薬液を用いたうがいなどは患者さんにご協力して頂く必要があります。
・ホワイトニングや痛みのない根管への処置など緊急性の低い処置はコロナウイルス感染ピークが過ぎるのを待ってから行うようにしています。緊急性のある処置は現状通常通り行なっています。
・四国外からお越しになって頂いている患者さんについては基本的には処置を先延ばしさせて頂いております。予約のある患者さんには個別にご相談させて頂きました。
次に患者さんにもお願いがあります。
・新型コロナウイルスに感染している方は受診しないでください。
・37.5度以上の熱がある方、息苦しさや咳が続いたり味覚などに障害が生じたりしてる方は受診前にお伝えください。
・新型コロナウイルスへの感染の疑いのある方、もしくは感染者との濃厚接触者の方も当院まで連絡の上来院を避けてください。
・感染リスクを下げるために不要な付き添いは避けてください。
・周囲の方の身を守るためにも咳エチケットと手洗いは徹底してください。
・新型コロナウイルスへの感染を心配される方については緊急性のない場合については処置の先送りを勧めさせて頂いております、無断で判断せずに当院までご連絡ください。ただし現在治療中の方は治療間隔が空いてしまうと増悪してしまう可能性が高くなってしまうため治療の継続をお勧めする場合もあります。
感染対策に完全はありませんが、一つ一つできることから対策を積み重ねて少しでもリスクを減らしていくしかありません。ご不便をおかけるすこともありますが、患者さんにおかれても上記内容をご理解、ご協力して頂ければ幸いです。
追記(2020/4/8)
歯科医院での感染リスクが高いとの報道について
正確には患者さんが保有する細菌やウイルスをエアロゾルなどを通じて歯科医療従事者に暴露するリスクが高いとされています。
そのためスタッフや家族の安全を守るために当院ではできる範囲の対策を行なっております。
また患者さん間の感染を生じさせないためのスタンダードプリコーション(標準感染対策)は通常通り行なっておりますが、院内での対策だけでは限界があります。
症状のある方やリスクの高い地域に行かれた方などは必ず事前にご連絡ください。
重ね重ねになりますが、ご協力よろしくお願いします。
新型コロナウイルスを広めないためには手を口に当てないことやいわゆる『3密』を避けることなどが必須だと言われています。
思うように出歩けずストレスのかかる生活になっていると思いますが、今は国民全体で頑張るべきときだと思っています。
処置自体よりも待合室で不意に手で触ることも歯科医院への道中で他の方とすれ違うこたもリスクの一つと考えられます。
どこまでリスクを避けるのかは個人によって変わってくると思いますが、極力家から出ないと決めている方については緊急性のない場合は処置を先延ばししても大きな問題はないと考えています(根管治療中などは治療放置により症状の増悪が考えられます)。
四国外から受診してくださってる方の予約についてはご連絡させて頂きましたが、ご近所の方であっても心配なことがありましたら遠慮なくご相談ください。